貯蓄への意識変化?年代別平均額から見える老後への備えや準備の必要性
気になるけど聞けない事の代表格が【他人の貯蓄額】ですよね。
同年代の貯蓄額はどれくらいなのか、誰もが気になるけれど聞けないところかと思います。
「自分は他人より貯蓄額が少ないんじゃないか…」
「貯蓄が足りないとダメなんじゃないか…」
と、貯蓄に関する不安は尽きない人は多いと思います。
将来を考えれば考える程、貯蓄に関する不安は募るばかりです。
ただでさえ不況の続く日本を更に追い詰める事となった新型コロナウイルス。
これらが貯蓄への意識に変化を与えたのか?
今回はそこについてと、老後への備えの必要性についても調べてみました!
目次
年代別、貯蓄の平均額と中央値は?
平均値とは「データを単純に足しいき、その合計値をデータの数で割ったもの」
中央値とは「データを数字順に並べた時、ちょうど真ん中にあたる値」
です。
自分の年代の貯蓄平均額と中央値について知っておく事で、貯蓄への意識が変化するかもしれません。
是非ともこれを機に自分の貯蓄を見直してみてください^^
20代の貯蓄平均額と中央値
20代の貯金に関するデータでは、【平均額は344万円】【中央値が201万円】となっています。
個人的にこのデータを見て、正直「意外と貯金してるんだな」と思いました。
その理由は後ほど詳しくお話しますが、正直驚きました。
このデータは他の年代よりも低い傾向にありますが、20代は娯楽やレジャーに費やす支出が大きいようです。
でもそうなりますよね、ある程度収入があって、自分の自由に使える時期ですから。
最も活発に動ける年代ですし、個人的な意見としては全てを老後の為に貯蓄するよりもやりたい事をある程度楽しんだ上で毎月貯金出来るのが理想的かと思います。
30代の貯蓄の平均額と中央値
30代の貯金に関するデータでは、【平均額は986万円】【中央値が400万円】となっています。
ここにきて一気に平均額が上がりましたね。
けれど不思議な事に平均額は20代の3倍近いのに、中央値は20代の2倍。
恐らくこれは、30代の貯蓄額に大きな差があるからでしょう。
子育ての影響で貯蓄が思うように出来ない家庭や、昇進等で収入がアップしていく人等、かなり様々な境遇の人がいる年代かと思います。
なのでこの結果が出たのでしょう。
40代の貯蓄の平均額と中央値
40代の貯金に関するデータでは、【平均額は1,235万円】【中央値が531万円】となっています。
遂に貯蓄の平均額は大台に乗りました。
子育てもひと段落ついた家庭もあるでしょうし、仕事でも役職がついて余裕のある生活を送っている可能性が出てきました。
50代の貯蓄の平均額と中央値
50代の貯金に関するデータでは、【平均額は1,825万円】【中央値が800万円】となっています。
50代ともなると、中央値もかなり大きくなってきましたね。
ここからは子育てがひと段落した家庭が一気に増えて、経済的なゆとりが出来てきたようです。
60代の貯蓄の平均額と中央値
60代の貯金に関するデータでは、【平均額は3,014万円】【中央値が1,400万円】となっています。
ここにきて平均額も中央値も大台に乗りました。
60代は退職金等もあって、ここまで大幅に増えているのかもしれません。
よく言われる【老後2,000万円問題】も平均額を見ると達成しているようですね。
日本の貯蓄の平均額と中央値
さて年代別がわかったところで、日本全体の平均額と中央値を調べてみました。
日本全体の【平均額は2,024万円】【中央値が800万円】だそうです。
こう見るとかなり貯蓄しているように見えますね。
よくテレビ等で貧困問題を取り上げていますが、堅実な日本人は実際こんなに貯金をしているようです。
ただこれも、貯蓄の多い人と少ない人で差が激しいのかもしれませんね。
独身と既婚者で貯蓄額の違いは?
独身と既婚者では、貯蓄額に違いがあると思いますか?
もし貯蓄額に違いがあるとしたら、どちらが多いと思いますか?
実際のデータでは興味深い結果が明らかになっていました!
独身者と既婚者の貯蓄額について
まずはこちらの画像をご覧ください。
※出典auじぶん銀行
このデータを見てもらえれば一目瞭然ですが、独身者よりも既婚者の方が貯蓄額が多い事がわかっています。
既婚者の約半分は500万以上貯蓄しているのに対して、独身者の約7割が500万円未満となっています。
何なら独身者の約3割は10万円未満という結果が出ていて、ほぼ貯蓄がないという事が判明しています。
「独身者って20代?」と思うかもしれませんが、これは年齢の括りはありません。
ただ、独身者か既婚者かでアンケートを取っています。
なので一概に若い独身者だけが貯蓄がないとは言えません。
こう見るとかなり重大な問題に感じますね。
何故独身者は貯蓄額が少ないのか?
独身であれば、既婚者よりも自由に使えるお金も多いと思いませんか?
しかも既婚者にお子さんがいるのであれば、余計に出ていくお金は多いと思います。
けれど既婚者の方が貯蓄額が遥かに多いのは、意識の違いかもしれません。
家庭があると必然的に家族の事や将来の事を優先して、少しでも貯蓄を増やしたいという思考になるのでしょう。
けれど独身者の場合は、自分の自由に出来る分、趣味等を優先する事が多いのかもしれません。
今では推し活が流行っているのはご存知でしょうか?
特に若い人は「推しの為に働く!」という人も多いですし、貯金をするくらいなら推しに使うという人がとても多い傾向にあります。
そのような流れもあるので、先程の20代の貯蓄額を見た時に正直多いなと思ったんです。
「稼いだ分は全て推しに消える」と言うのが珍しくない世の中ですからね。
ですから20代でもこうして貯蓄している人が結構いるのだなと驚きました。
これだけでなく、1人暮らしになると全てに関して割高になってしまう傾向にあります。
なのでどうしても、余計にお金がかかってしまうのが現状でしょう。
そのような事が相まって、このような結果が出たのだと思います。
老後への備えは必要か?
「どうせ自分達が年取った時には、年金なんて破綻してる」
「国なんてあてにならない」
「この先どうなるかわかんないのに、頑張って貯金するなんてバカみたい」
これは若者に多く見られる本音です。
確かに今までの日本経済を考えてみても「将来に期待しろ」と言われても無理だと思いますし、若い世代は裕福な時代を味わった事がありません。
それでいてどんどん負担ばかり課せられていくとなると、明るい将来なんて期待出来なくても仕方ありません。
年金も我々が受け取れるかわからないという気持ちは痛い程わかります。
だからこそ、老後の備えは必要なのではないでしょうか?
確かに最も働き盛りで遊び盛りである20代30代に、老後を心配して貯金ばかりするのは辛いですし、「何が楽しくて生きてるんだ!」「老後の為に生きてるわけじゃない!」という意見も理解出来ます。
けれどそのままのスタンスで生きていき、実際に老後に差し掛かった時、年金も貰えない時代だったらどうでしょうか?
貯金がなければ生きていく事もままならなくなってしまいます。
そんな老後は悲しくないですか?
もう体はボロボロなのに、働かなければ生きられない。
そんな老後を過ごしたい人はいないでしょう。
国が信用出来ないのであれば、それこそ貯蓄するしか方法はないと思います。
【自分の身を守るのは自分】
そう思えば、少しは意識が変わるのではないでしょうか。
貯金するのが苦手だという方もいると思いますし、その場合は「貯蓄」が出来る保険等もありますので、そちらを利用してみると良いと思います^^
必要な貯蓄額は人によって異なりますので、プロに相談するのも一つの手ですよね。
LINEで副業に関する相談やお悩み、そしてご意見も承っていますので、何か気になる事がありましたらお気軽にご連絡ください^^