投資で貯蓄は可能なのか?失敗しない為に必要な事とは
投資と聞くと、どうしても失敗をイメージしてしまう方が多いのでは
ないでしょうか。
海外では一般的な投資でも、日本では何故か「金持ちだけがやるもの」とか「失敗して借金地獄に陥る」といったイメージが先行してしまいます。
けれど現に海外では投資で貯蓄を増やすのが当たり前となっています。
本当にそんな事は可能なのでしょうか?
可能なのであれば、失敗しない為にはどうするべきなのか?
今回はそこについて調べてみました^^
目次
投資と貯蓄の違いは?
投資で貯金が出来るのかを調べると、まずはその違いについて理解を深める必要があるようです。
なのでまずはそこから始めましょうか。
投資と貯蓄に違いについて
貯蓄とは、【増やす事を目的とした金融資産全体】の事を言います。
僅かでも金利等があれば、預けるだけで多少なりとも資産がプラスになりますよね。
字の如く、貯めて蓄えるのが貯蓄です。
一方投資とは、【成長が期待出来る企業に資金を投じる事】を言います。
わかりやすい所で言うと、株式投資は株券を発行し、それを投資家達が購入します。
そこで得た資金を基に新商品の開発等を行い、その結果利益が出た場合、株主に配当金等で還元する仕組みになっています。
今では魅力的な株主優待券等もあるので、それを目的に始める方も多いようですね。
投資の場合は元本の保証はありませんが、その代わりに貯蓄よりも遥かに大きなリターンが期待出来ます。
リスクの分だけ大きなリターンがあるので、その分早く貯蓄が蓄えられるというわけですね。
日本人は貯蓄が得意で投資が苦手?
皆さんも感じた事はありませんか?
「日本人は貯蓄が得意で、欧米人は投資が得意」だと。
逆に「日本人は投資が苦手で、欧米人は貯蓄が苦手」とも言えます。
これは国民性も相まっている話かと思います。
元々日本人は農耕民族なので、コツコツ働いて貯める事が得意な傾向があるようです。
それは何となく今も納得出来ますよね。
あまり危険な橋を渡らないと言うか、「リスクがあるくらいなら遠回りしてでも安全を選ぶ」というのは日本人ならではと感じます。
日本人は昔から「若い内に努力してお金を貯め、老後をゆっくりと過ごす」という考えがありますもんね。
現代人にはだいぶ薄まってきた考えではありますが、それでも自然と「貯金をしなきゃ」と思っている人が多いかと思います。
幼い頃からお年玉やお小遣いをもらう時にそう教えられているからかもしれませんが、その考えは今でも根付いているはずです。
貯蓄と投資が等しい?その関係は?
さて、基本的な定義は理解出来たかと思いますので、次は貯蓄と投資の関係性について説明していこうと思います。
経済学での貯蓄という概念は、所得から消費を差し引いたものになります。
数式にすると「所得-消費=貯蓄」ですね。
経済学での投資という概念は、生産されたものの中で消費されなかったものになります。
数式にすると「生産-消費=投資」というわけです。
この数式を理解した上で、次にマクロ経済の視点からの話に移ります。
マクロ経済とは、「政府」「企業」「家計」を一括りにした経済社会全体の動きの事です。
マクロ経済での所得というものは、「生産を分配したもの」となります。
なのでマクロ経済では所得と生産が一致するという事になります。
ここでもう一度先程の数式を思い出してみましょう!
「所得-消費=貯蓄」
「生産-消費=投資」
この【所得】と【生産】が一致しているので、「貯蓄=投資」も成り立つという結果になるのです。
これは経済学やマクロ経済の視点を含めなければ成り立たない話なので、個人の視点で考えても理解しにくい話かと思います。
ちょっとややこしい話だったとは思いますが、理解を深める為には大事な話ですので、一度頭に入れておいてください。
初心者に投資はおすすめ出来るのか?
実際の所、初心者に投資はおすすめ出来るのか?というのが問題かと思います。
結果から言ってしまえば、誰もが最初は初心者なので、そこは全く問題になりません。
投資にも様々な種類があるので、自分に合う投資を見つける事が大事でしょう。
投資の必要性を考えよう
日本の経済状況を考えると、日本人に投資は必要だと思います。
日本は長年続く不況に悩まされています。
その上今の状況を考えると、これから先の未来なんて期待出来ません。
それなのに老後の蓄えとして数千万も貯蓄しなければならないなんて、かなりハードルの高い話だと思いませんか?
どれだけ節約していたとしても、かなり難しい話です。
例えば老後2,000万円問題を例にして話していきますと、
30(年)×12(ヶ月)=360(ヶ月)
20,000,000(円)÷360(ヶ月)=55,555(円)
つまり、老後までに毎月約5万6千円を貯金に回す必要があります。
これは今の年齢でも変わってきますし、何歳までに貯めておきたいかにもよります。
毎月これだけの額を“必ず”貯蓄に回すというのは、結構負担になるでしょう。
だとすれば貯金に回す分と、投資に回す分に分ける事で、将来的にこの負担を減らす事が出来るというわけです!
貯蓄と投資の割合はどれくらいがベスト?
上記でもお話しましたが、貯蓄に回す分と投資に回す分はどれくらいがベストなのか。
そこについてお話していこうと思いますが…
実はこの割合、「どれくらいがベスト」という正解はありません!
これは完全にケースバイケースでしかないからです。
その人の稼ぎであったり、性格であったり、経済状況であったりと、あらゆるものを考慮してとなると、どうしても一概に正解は出せないのです。
ただざっくりと言える事としては、【貯蓄と投資の割合は8:2から7:3】と言ったところでしょう。
初心者であれば尚更投資の割合はこれ以上増やしてはいけません。
これ以上割合を増やした場合、万が一元本割れになってしまったらリスクの方が上回ってしまいます。
それを避ける為にも、割合の上限は8:2から7:3までにしておきましょう。
初心者におすすめなのはどんな投資?
まず初心者におすすめなのに【少額から始める事の出来る投資】という事です。
「投資=高額」というイメージがあるかもしれませんが、そんな事はありません。
なので最初は少額から出来る投資で始めましょう!
毎月の投資額は少額でも、期間が長くなればいつのまにか大きな金額になっている事もあります。
慌てる事はありませんので最初は少額から始めて、そこでまた資金が増えて余裕が出来れば額を増やしてみたり、別の投資を始めてみても良いと思います。
こうして徐々に自分の生活に【投資】を馴染ませていき、【投資】のある生活が当たり前にしていくのです^^
その方が後々有利になっていくので、出来れば早くから始める方が良さそうですね。
大事なのはバランス!
投資は「とにかくやればいい」というものではありません。
投資はよくギャンブルに例えられますが、全くの別物です。
「お金をかければいい」「時間をかければいい」というものではないので、そこだけは勘違いしないようにしてください。
貯蓄と投資はバランスが大事です。
今まで貯蓄に費やしていた分を全て投資につぎ込むのではなく、今まで同様貯蓄をしながら、その中の一部を投資に回していきましょう。
そうする事で自分の生活がどんどん楽になっていきます。
自分の将来を考えるのであれば、これから先の人生は投資は不可欠なのだと思います。
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