初心者でも安心?投資信託(ファンド)のメリットとデメリット
投資信託は初心者向けの投資と言われていますが、本当にそうなのでしょうか?
中には「投資信託はやめろ」という言葉も目にする事があります。
両極端な意見があるので、どちらが本当なのかわからないという人もいるかと思います。
だからこそ投資信託のメリットとデメリットをしっかりと把握する必要があります。
メリットとデメリットをしっかり把握すれば、自分にとって投資信託は必要なものなのかどうかがわかるでしょう。
今回は投資信託のメリットとデメリットについて説明していきますね^^
目次
投資信託は危険?投資信託の基本を知ろう!
メリットとデメリットを知る前に、投資信託というものの理解を深めましょう!
本当に安全?投資信託とは?
そもそも投資信託を知らない方もいるかもしれませんので、そこからお話していこうと思います!
投資信託とは、複数の投資家から資金となるお金を集めて、より大きな資金として投資の専門家が投資家達の代わりに運用してくれる商品の事を言います。
国内外関わらず、株式や債券等に投資して運用してくれます。
その運用で得た利益を、投資額に応じてそれぞれの投資家に分配される仕組みになっています。
専門家が代わりに運用してくれるので、投資の知識がなくても始められる投資として人気があります。
やはり専門家が運用してくれるという事もあって、安心出来ますからね。
それに自分1人では購入する事が出来ない商品も、資金を集めて運用する事で、1人1人は少額から始める事が出来るのも嬉しいポイントです。
投資信託は銀行等で目にする機会が多いかと思いますが、その数は何と6,000本近くもあり、それ程までにメジャーな投資法だという事がわかります。
分配金の仕組みは?
投資信託を語る上で外せないのは分配金でしょう。
分配金とは、投資信託の運用で得た利益を、投資金額に応じて分配するお金の事を言います。
投資金額に応じてというのは、投資信託の口数によって決まります。
それぞれの投資家がどれ程保有しているかによりますので、一概にいくらとは言えません。
それに分配金は【普通分配金】と【特別分配金】に分かれますので、税金のかかり方も変わってきます。
【普通分配金】は、運用によって得た純粋な利益を投資家達に分配するお金の事を言います。
こちらは課税の対象となるお金です。
そして【特別分配金】は、決算前の個別元本より決算後の個別元本が下回った場合、その下回った部分を指し、投資家に戻されるお金の事を言います。
こちらは利益ではなく元本の一部を投資家に払い戻すものなので、税金はかかりません。
普通分配金にかかる税金は?
上記で説明しました【普通分配金】にかかる税金は、【20.315%】とされています。
この税金の割合ですが、(所得税15%+復興特別所得税0.315%)+住民税5%となっていて、2037年までは復興財源確保法によって0.315%が上乗せされています。
ですから、2038年からは所得税の15%に戻る予定です。
なので利益が出たからと言って、全てが自分のものになるわけではありません。
税金が引かれた分が自分の資産になる分だという事を覚えておきましょう。
投資信託のメリットは?
さて、ここからが本題となります。
投資信託のメリットとはどんなところだと思いますか?
投資信託には、このようなメリットがあるんです!
少ない資金でも投資出来る
投資だと数百万からでないと始める事の出来ない商品も当たり前のようにあります。
けれど投資信託であれば、多くの投資家から資金を集める為、自分1人では手の届かないような投資にもチャレンジする事が出来ます。
最も手軽なものであれば100円からスタート出来るものもありますし、元手がない人でも始める事の出来る投資だと言えるでしょう。
その他にも買い物で貯まったポイントを利用出来るものもありますので、現金を減らす事なく投資が出来るのは大きなメリットです。
リスクを抑える分散投資が可能
投資でのリスク回避と言えば分散投資。
とは言え、初心者からするとそう簡単に出来るものではありません。
けれど投資信託では自動的に分散投資を実践出来るので、初心者であっても不安を抱える事がないのです。
「投資の詰め合わせ」と言われている投資信託だからこそのメリットですね。
実際の運用を専門家に任せられる
投資に対する不安は、知識であったり資産を失う恐れが大きいかと思います。
けれど投資信託であれば、知識が0だとしても問題ありません。
何故なら自分の代わりに専門家が運用をしてくれるからです。
リスクが0というわけではありませんが、初心者が自分の力で投資をするより何倍も収益が期待出来るのは間違いありません。
専門家に任せられる安心感は絶大だと思います。
初心者だけでなく、投資の知識はあっても普段の生活が忙しくて時間が作れない人なんかも、投資信託でプロに任せる事が多いので、多くの人が利用するのも頷けます。
投資初心者でも気軽に始められる
投資を始めるのであれば、多くの事を勉強しなければなりません。
投資の仕組みは勿論の事、世界情勢であったり全体の流れであったり、利益を出す為の勉強はかなりの時間が必要になります。
けれど投資信託の場合は、細かな所等は全てプロに任せる事が出来るので、時間や労力を軽減する事が出来ます。
投資信託で実践しながら自分のペースで勉強していくと、今後の投資ライフにもプラスに働くでしょう。
投資信託のデメリットは?
メリットがあるという事はデメリットがあります。
投資信託のデメリットもしっかりと把握して、その上で投資信託を始めるかどうかを検討していきましょう!
手数料等が引かれてしまう
投資信託では投資の専門家に運用してもらうので、その分の手数料がかかります。
1.購入時手数料(投資信託を購入する際にかかる手数料)
2.信託報酬(投資信託の保有中にかかる手数料)
3.信託財産留保額(投資信託の解約にかかる手数料)
と、この3つがかかります。
こんなに手数料がかかるのかと驚く方も多いかもしれませんが、冷静に考えれば、プロが代わりに運用してくれるんですから当たり前の話ではないでしょうか?
しかもこの手数料、全体で見ると年率が0.1~1.0%程度のものです。
投資信託であれば自分では出せなかった利益を出す事が期待出来ますし、自分で管理する手間もありません。
それを踏まえた上でこの程度の年率であれば大きな負担にはなりませんし、投資信託によっては手数料がかからないものもあるようなので、正直これはデメリットとは言えないのかなと思ってしまいます。
数が多い
投資信託は商品の数が多いので、選ぶのがとても難しいと言われています。
先程も軽くお話しましたが、その数は約6,000本もあります。
そう考えると商品を選ぶのが難しいというのも頷けます。
よくおすすめの投資信託ランキング等がありますが、上位だからと言って絶対に良いものとは言えません。
そのランキング自体が依頼されて作られたものの可能性があるので、やたらと手数料が高い商品が上位にあるという話も耳にします。
この辺を見極めるのは確かに難しいと思いますので、「これ良さそうだな」とか「人気だから」と簡単に選ぶのではなく、じっくりと時間をかけて選別するべきでしょう。
元本を下回る可能性がある
いくら投資信託がプロが代わりに運用してくれるからと言っても、運用が失敗する可能性が0ではありません。
運用が失敗すれば元本を下回る可能性は十分にあります。
投資信託には元本保証がないので、損をする可能性があるのは事実です。
ただ、プロが失敗するという事は自分でやっても失敗する可能性は十分にあったと思います。
だとすれば、長い目で見て投資信託で運用を続け、マイナスになった分取り返す方がプラスになる可能性が大きいでしょう。
一瞬損をしたとしても、積み立て投資の継続は資産運用の成功に繋がると思います。
短期では稼げない
基本的に投資信託は中期~長期で運用をしていくものです。
なのですぐに稼ぐ目的であればおすすめしません。
投資信託はFX等とは違って、短期でのハイリスク・ハイリターンではありません。
将来の為を思った資産形成を目的としている場合であれば安全面も収益目も考慮しておすすめ出来ますが、そうでないのであれば別の方法を選んだ方がいいでしょう。
LINEで相談やご意見も承っていますので、何か気になる事がありましたらお気軽にご連絡ください^^