意外と知らない「起業と独立」その大きな違いについて

皆さんは「起業」と「独立」と聞いて、ちゃんと説明出来ますか?
何となくイメージは出来ても、相手を納得させる説明をするのは意外と難しいものです。
ただ「自分で会社を設立する」と「会社を出て個人事業主として働く」レベルの説明では、理解しているとは言えない理解度かもしれません。
もっと理解を深めれば、「今の会社を退職して起業する」か「今の会社を退職して独立する」か、自分にとってベストな答えを出す事が出来るでしょう。
起業と独立でその後の人生に大きく影響するとしたら…
今の内にその違いを明確にしておきましょう^^
目次
起業について

まずは先に起業について詳しくお話していきますね。
起業する事を夢見てる方も多いと思いますので、今一度起業についてアップデートしましょう!
起業とは?
「起業=会社を設立する」という事はもうお分かりかと思いますが、更に詳しく説明しますと…
【会社から独立⇒個人事業主を経ず⇒法人を立ち上げる】
この流れが起業となります。
簡単に説明するのであれば、【法人として独立する】というのが最も適しているかと思います。
これがもし個人事業主が法人を設立する場合であれば、【法人成り】や【法人化】という言葉が使われます。
会社⇒法人立ち上げ=起業
個人事業主⇒法人立ち上げ=法人化
という違いがあるので覚えておくといいでしょう。
もし仲間と一緒に会社を立ち上げたいと思う人や、法人を立ち上げたら仲間と一緒に会社を大きくしたいと思うのであれば、個人事業主ではなく起業がオススメです。
起業のメリットって何?
起業には様々なメリットがあります。
このメリットが「いいな!」と思う方は、個人事業主よりも起業向きな方だという事になりますね。
①努力次第で今よりも高い収入が得られる
会社員でも、会社の報酬制度次第ではかなり高い収入が得られると思います。
インセンティブ制度を導入している会社であれば成果報酬がありますし、実績を残せれば昇給や昇格で給料がアップします。
その他にも様々な形で賞与が与えられたりすれば、その給料は上がるでしょう。
けれどそれには限度があります。
一方起業の場合は、自分の努力次第でいくらでも稼げるようになります。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、起業した場合は自分の努力次第で稼げるようになる為、上限がないと言っても過言ではないと思います。
実際に起業して成功している方々は、一般人では想像出来ない額を稼いでいますよね?
それはその方々の努力があってこそだという事です。
これは会社員では絶対に味わう事が出来ない収入になるはずです。
②節税しやすい
実は起業をすると、会社員時代よりも節税しやすい事実があります。
会社員だと、「なかなか経費として認められない」なんて経験ありませんか?
これは例え仕事に関する支出だとしても、実費になってしまう事が多々あります。
一方起業した場合であれば、仕事に関する支出は全て経費として認められます。
これが理由で起業している方や個人事業主の方は、こまめに領収書をもらうわけです。
③定年がない
起業していると、会社員とは違って定年の概念がなくなります。
会社員ですと会社が決めた定年に達した時点で退職は絶対です。
寧ろ近年では早期退職も勧められる時代ですから、例えまだ働きたくても続けられない場合があります。
なので起業した方は、70歳80歳でも元気であれば働き続けているんです。
女性の起業家が増えている
女性の起業家が増えているという話は、近年よく耳にする話だと思います。
実際に女性の起業家は年々増加傾向にあり、所謂「女社長」と呼ばれる方々は全国で54万人にものぼるそうです。
こんなに女性の起業家が増えた理由は、インターネットの普及が大きな要因と言われています。
確かにわかりやすい所で言えば、アパレルなんかは良い例かと思います。
昔だったら開業して、従業員を集め、店舗を借りてと、やらなければならない事はとても多かったですし、お金もかなり必要だったはずです。
しかしインターネットの普及により、オンラインショップが気軽に利用出来るようになりました。
店舗も借りる事なく、従業員も雇う事なく、自分のペースで好きなものを販売する事が出来るようになったのです。
勿論アパレルだけでなく、様々なジャンルで活躍する女性社長は大勢います。
特に美容系は強いですよね。
「女性起業家=女性需要の業界」というイメージもありますが、今の時代はそうとも限りません。
今では幅広いジャンルで女性の起業家が活躍していますので、どこの業界にも女性の起業家がいると言われています。
とは言え、偏りがあるのは事実であり、女性の起業家が展開するビジネスの凡そ半数はサービス業です。
女性だからこそ気付ける細かな点が、サービス業ではより一層活躍するのかもしれません。
これだけ多くの女性起業家が活躍するのにはもう一つ理由があって、【サポート体制の整備】も大きな要因だと思います。
女性の起業家が増えてきた事により、国としてもサポート体制を整備する必要が出てきたのは数年前の話。
日本は他の先進国に比べて、女性の進出が遅れていました。
世界基準に合わせる為にも、このサポート体制は必ず整えなければならない問題だったのです。
これだけ男女平等と言われている世の中ですが、それでも男女の年収には倍近い差があります。
だからこそ企業に属するのではなく、自分がトップに立とうと思う女性が増えているのかもしれません。
独立について

続いて独立についても詳しくお話していきます。
独立とは?
会社を退職して、個人事業主としての開業届を出す事を「独立する」と表現します。
この事から【個人事業主=独立】として使われます。
自分1人で自由にビジネスを始めたい人は、独立が向いています。
私も今回独立について調べていて初めて知った事がありますが、実は会社に属したまま独立する事が可能だそうです!
今の時代、副業を認めている会社が増えていますよね?
この副業も広く捉えると独立に当てはまるそうで、開業届を出したり、確定申告をしなければなりません。
副業として働いている分が個人事業主と変わらないという意味で、独立になるという事みたいですね。
独立のメリット
独立にもこのようなメリットがあります。
①やりがいを感じる
会社員として働いていると、自分の思い通りには働けない事が多々あると思います。
仲間がいるからこそ、役割があるからこそ、何よりも会社のやり方があるからこそ、もどかしい思いをする事もあるでしょう。
独立すれば全てが自分の思うがままに進める事が出来ますので、自分が満足する仕事が出来ます。
もしかしたら独立した事で、収入が下がる場合もあるでしょう。
けれどそれ以上に感じる「達成感」や「満足感」は、会社員では味わう事が出来ないと言います。
これを感じた上で、収入が会社員時代よりも上がれば、最高の働き方になるはずです。
②高収入を目指せる
個人事業主と企業では、個人事業主の方が収入が低いというイメージがあるかもしれません。
けれど一概にそうとは言えないんです。
例えば美容師さんなんかがわかりやすい例かと思いますが、大手のお店に勤務していた美容師さんは、ある程度顧客がつくと独立します。
それは独立した方が稼げるからなんです!
会社に属した上で売上があっても、全てが自分に入るわけではありませんよね?
しかし個人事業主であれば、その売上全てが自分のものになるので、明らかに独立した方が稼ぎが良くなります。
自分1人やっている分、大変な事も多いかと思います。
けれど収入の上限がない分、会社員よりも遥かに高収入を目指せます。
③自分の思うように働ける
独立の魅力を語る上で、【自由に働ける】という点は外せません!
会社員であれば全ての事にルールがあり、その上で働かなければなりません。
けれど独立すれば、時間も場所も全てが自由です。
自由にしても人間関係のトラブルが起きないというのは、大きな魅力だと思います。
④スキルが向上しやすい
独立して働くという事は、全ての事を自分でしなければなりません。
会社に属していればそれぞれの役割分担がありますが、それを全て自分で行うのが独立開業です。
今までやった事のない仕事や作業も、自分でしなければならない時も出てくると思います。
このような機会が増えるので、成功も失敗もたくさん体験出来ます。
このような経験が自分のスキルを向上させ、更には価値を高めてくれるのです。
独立に向いてる人
自分が独立に向いているかどうかわからない場合は、下記のチェック項目に当てはまるかどうかで確認してみましょう!
✅独立する目的や目標が明確な人
✅お金を稼ぐことに対して苦手意識がない人
✅ 1つの事に没頭出来る人
✅自分の軸がある人
✅自信のあるスキルがある人
✅自分のスケジュール管理が出来る人
半分以上当てはまる方は独立に向いていると言えます。
自分の人生を最も理想通りに歩む事の出来る【独立開業】という道も、視野に入れてみてはいかがでしょうか^^
起業や独立を失敗させない!成功率を上げる方法はある?

会社を退社して独立したり、今度は自分が起業して会社を立ち上げるという事は、かなりの不安が伴うと思います。
どれだけ覚悟したとしても、自分の力だけで事業を運営するという事は、全ての責任が自分に降りかかってきます。
それに対して全く不安を感じない人はいないのではないでしょうか。
それでも成功する事を夢見て起業や独立をするわけですから、少しでも成功率を上げたいところですよね。
少しでも成功率を上げたいのであれば、こういう事に心掛けたり、こういう事を実行してみてはいかがでしょうか。
準備は念入りにしておく
当たり前の事だと思われるかと思いますが、実はこれを怠ってる事に気付かずに失敗するケースがあります。
自分なりに完璧に準備していたとしても、それは完璧ではありません。
正直な話、準備に完璧なんてありません。
物ばかり準備して、知識の面は大丈夫ですか?
物が揃えば良いというわけではありません。
念には念を入れても十分とは思ってはいけません。
この心掛けが成功率を上げるカギとなります。
フランチャイズに加盟する
最も失敗しない方法として有名なのが【フランチャイズ】です。
フランチャイズとはコンビニや飲食店等で多く展開している方法で、事業本部と契約を結んでチェーン店を経営する方法となります。
チェーン店があるという事は、ビジネスモデルがあるという事になりますので、いくつも手本がある分経営し易いかと思います。
フランチャイズに加盟すると、事業本部から企業や独立の際に必要な資金を一部負担してもらえます。
場合によっては開業資金の一部(店舗用の土地代、建物)までも事業本部が負担してくれる場合もあるので、その分資金集めで苦労する事も少ないでしょう。
それだけでなく、フランチャイズに加盟すると本部からのサポートも受けられますし、開業前は研修を受けられます。
そこで経営に関するノウハウを学べるので、知識や経験がなくても失敗しにくいと思います。
チェーン店であればわざわざ集客の為にお金を支払わなくても、既にブランド名が強いので、集客で困る事は少ないというのもメリットですね。
フランチャイズの場合は「ロイヤリティ」というものを支払うのですが、これは売上の何%と企業によって異なります。
一見損をしているように見えるかもしれませんが、これだけのサポートとブランド力があるので、それをお借りしていると思えば損をしているとは思わないはずです。
寧ろ安心して安定した経営が出来るので、かなりお得だと思いますね。
資金面、サポート面、ブランド力、どこを取っても安心出来るかと思いますので、初めての独立や企業でも失敗する確率はとても低くなっています。
バックアップしてくれる安心感はフランチャイズでないと得られないものなので、絶対に失敗したくないのであれば、フランチャイズはオススメです。
資格は武器になる
資格があるからこそ企業や独立が出来るとも言えますし、資格はかなり強い武器になると思います。
例えば美容師さんやネイリストさん辺りはわかりやすい例かと思います。
このように資格があると企業や独立がしやすいですし、どこか会社に属しているよりも稼げるようになります。
例えばこの方々が、更に「アイリスト」としてまつエクも出来たらどうでしょう?
アイリストは美容師と同じ美容免許が必要になりますし、ネイルとまつエクが同じお店で出来るところもありますよね?
つまり、どちらも今までよりも幅広い客層が掴めるようになるので、更に稼げるようになるでしょう。
他にもエンジニア系の資格を持っている人が、更にマネージャー系の資格を取得すると、かなり幅広いIT系の仕事を受けられるようになりますよね?
そこに特化した事業も良いと思いますが、幅広いニーズに応えられるようになると、例えどこかで失敗しても巻き返せるチャンスがあるというわけです。
なので起業や独立をする場合は、資格が強い武器となります。
LINEで相談やご意見も承っていますので、何か気になる事がありましたらお気軽にご連絡ください^^